あうとどあデブ

悠々自適アウトドアライフ

"逃げる”選択肢もありだと思う。

おはようございます、寝過ぎです。

学生の皆さんは卒業の時期ですね。

これは私が高校卒業するときに同級生に話した言葉と、その経緯です。

 

 

私の友人がこの前亡くなりました。

どうやら自殺だったようです。

私がこの学校に来る前にいた学校で、同じ屋根の下眠り同じ釜の飯を食い一緒に遊んだ友人でした。

自殺した原因は詳しくは知りません。ただ、自転車を盗んだのがバレたらしいです。

そんなことで?と思いますよね。私も思います。

ただ精神的に追い詰められていたのかもしれません。それは今となっては私にはわかりません。

ただ私は、大人になって彼とお酒を飲み一緒に彼が大好きだった特撮について語れると思っていました。

でも、それは叶いません。何故なら彼はもう生きてはいないからです。

xx先生が言ったように、逃げないことも大事です。(私の話の前に学年主任から「逃げるな」という話があった)

でも、死なないでください。

生きてればなんとかなります。私がここに居るように、生きてればなんとかなります。

私はここまで逃げ続けてきました。いつかは戦わないと行けません。

でも、死ぬのは良くない。だからどうしようもなくなった時は逃げてください。

生きてればなんとかなりますから。

 

 

上に書いたように仲が良かった友人が亡くなりました。

それを知ったのは高専時代に大変お世話になった先輩とライブに行ったときのことでした。

友人は同じ寮で、仲がよく隣の部屋だったり向かいだったりと部屋の距離も近くほぼ毎食一緒に食堂でご飯を食べてお風呂に入ってました。

日曜の朝には先輩と私と友人でスーパーヒーロータイムに合わせて食堂でご飯を食べていました。

寮のご飯が美味しくない日は一緒にハンバーガーを食べに行きました。

お互いの彼女の悩み相談をし、愚痴を吐いていました。

そんな彼が亡くなったのは言葉にならないほどショックでした。

 

私は小中と地元の公立に進み、その後高専に進みました。

高専では親元から離れたこともあり、勉強を全くせずに中退しました。

地元に戻り公立の定時制高校に入りました。定時制高校としては珍しく日中も授業があり、大学のフレックス制のような学校でした。(私は午前に必修を固めていたので夜は空いていた)

夜は寮生活で出来なかったアルバイトをし、バイト先では今まで関わったことのない人種の方たちと知り合え、世界が広がりました。

アルバイトをした給料で趣味を広げ、山に登ったり旅行したりカメラを買ったりとまた一段と世界が広がりました。

この世界を知れたのは私は”逃げたから”だと思っています。

あのまま高専を続けていたら私はどうなっていたでしょう?

やりたくない勉強を続け、5年間何もせずに終えていたのかもしれない。

高専を卒業し大企業に入った友人たちよりも、私のほうが幸せそうなのは皮肉なもんですね。

私は過去を後悔してはいません。それは結果論であり、合理化でもあります。

でも私は、だからこそ逃げていいと言えるわけです。

今の私の性格は逃げたからあるものだし、小学校中学年の頃の友人に会った時にはびっくりされました。体型も性格も丸くなったなと。

 

私の前に話してくださった先生は「逃げ続けるといつかしっぺ返しが来る。高校生活は美化されるし、戻りたいと何度も思うだろうけどそれは叶いません。まずは耐えることです。」なんていう話をしてました。

私は同じ学年の中では最年長ということでなんか話せって言われたので冒頭に書いた話をしました。

近い内に彼のお墓参りに行ってきたいと思います。

 

 

改めまして皆さんご卒業おめでとうございます。

うまくまとめられませんが”死ぬこと以外かすり傷”ということで良いですかね?

 

ではまた。